NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/19


高野純一 Takano Junichi Junichi Takano

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 創業、天保元(1830)年の「白木屋中村伝兵衛商店」の七代目中村悟氏を支えて店長を務める。
 江戸の京橋を流れていた京橋川。
 高速道路となったその河岸は昔「竹河岸」といい一日5、6万本の竹が水揚げされ、あらゆる生活品の材料が集まる場所であった。
 白木屋は初代藤兵衛が竹とホウキモロコシを使って箒を作り始めて以来、ずっと変わらずこの地で「江戸箒」を作りつづけている。
 高野氏と箒とのきっかけは、配達のアルバイトであった。初めて触れた江戸箒の「用の美」そして職人高木清一氏の仕事。それに惚れ込み、今では店を担っていく重要な人材となっている。
 「箒」には、使い捨ての関係にはない時間の流れがある。職人は使う場面を追求して箒に軽さとコシと柔らかさを実現させ、使い手は家を清める道具として畳から外へと順に下ろしながら箒と相棒になっていく。人と道具との関係性が、職人から使い手に受け継がれ、育まれていくのだ。
 材料、技、人。作り手として人と道具の関係を次世代に繋ぐため、ひとつひとつ行動し続けている。
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2008/8/13


苧麻 Cyoma,Karamushi 

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 苧麻(ちょま/からむし)は、植物であり、古くから日本で使用されてきた天然繊維である。
 イラクサ科の多年生低木であり、別名・まを、からそ、ラミーとも呼ばれ、赤苧麻・青苧麻・白苧麻・在来種の4種類があるが、現在栽培されているのは青苧麻がほとんどとされる。
 人が木綿をまだ知らず、草木から糸を採る事を覚えたはるか昔からのつきあいで、以前から越後上布、小千谷縮、能登上布、近江上布、奈良晒布、宮古上布、八重山上布などと称され愛好されていた。
 大正時代に中国から多量輸入され品種改良されるようになってから、苧麻と呼ばれるようになった。
 繊維は硬く張り・コシがつよく、通気性に優れ、吸湿、放湿性に優れ、強い洗いにも耐え洗濯で汚れが落ちやすいという特徴を持つ。
 苧麻は、古くから布生地として利用されてきた、伝統の天然繊維である。
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