NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/10/1


流れ灌頂 Nabgare-kanjyou 

Jp

 流れ灌頂(かんじょう)は宮崎県延岡市の五カ瀬川で毎年行われている精霊流しのことである。延岡市は「水の郷百選」に選ばれている都市で、五カ瀬川は上質な水が流れることで有名である。流れ灌頂はお盆が終わる8月18日に毎年行われる。
 先祖さまや無縁仏の霊を供養するためのもので、江戸時代からの伝統行事として今日まで引き継がれている。市内の全寺院も集まり、参加している。
 千個を超えるであろう、和紙で作られた手作りの灯籠が川面を流れる様は、幻想的な感動さえ感じる。秋の訪れを告げる延岡の風物詩のひとつである。
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2008/5/20


彼岸 Higan 

Jp

 彼岸(ひがん)とは、季節の移り変わりを把握するために設けられた雑節の一つで、春分と秋分それぞれを中日として、前後三日間を合わせた七日間が該当する。また、仏教行事である「彼岸会」(ひがんえ)のことも表す。
 最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「はしりくち」と呼び、仏教における、煩悩を脱した悟りの境地を表すもので、煩悩や迷いに満ちたこの世は「此岸」(しがん)と呼び、その対岸にあたる場所である。
 元々は中国から伝わったもので、中国では彼岸と此岸の関係から、日々の行いを律する戒めのようなものであったが、日本に伝来してから、いつのまにか法要を営み、祖先を祀る行事へと変化したとされ、日本においては大同元(806)年に初めて、彼岸会が催されたといわれている。
 お彼岸で供えられるぼた餅やおはぎは、春の牡丹と秋の萩に由来しているという。
 お盆にしか帰えれないご先祖様にとっては、夏以外の季節を感じられる各別のお供え物になるに違いない。
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