NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/22

鬼北文楽 Kihoku-bunraku Kihoku Bunraku

Jp En


 太夫の語りと三味線の音をバックに人形遣いが操る人形からは、えもいわれぬ色気が漂う。その動きは見るほどに美しく、観客を魅了する。文楽は三位一体の日本の伝統演芸。南与地方には鬼北文楽(きほくぶんらく)が継承されている。
 江戸初期の三名座のひとつとして四百年の歴史を誇っていたのが、淡路の人形浄瑠璃・上村平太夫一座。彼らが使用していた人形の頭や衣装道具一式は、明治時代にこの地に伝えられ、大切に受け継がれてきた。特に人形の頭39点は、徳島の名工と呼ばれた天狗久(てんぐひさ)らの作で、芸術性が高い貴重な作品として、衣装道具一式とともに昭和三四(1959)年、愛媛県の有形民俗文化財に指定された。また、人形遣いは鬼北町の無形文化財に指定されている。
 現在は伝承保存、後継者の育成を目的に鬼北文楽保存会、鬼北文楽後援会が組織され、敬老会や小学校での公演のほか、数年に一度の割合で近隣文楽グループとの合同公演も行っている。
 

この記事をお気に入りに、追加します

住所
798-1395 愛媛県北宇和郡鬼北町大字近永800番地1
名前
鬼北町役場 鬼北文楽保存会
電話
0895-45-1111




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter