金魚ちょうちんまつりは毎年八月十三日に山口県柳井市で行われる祭りである。
　柳井市に伝わる伝統の民芸品である金魚ちょうちんを用いた祭で、白壁の町の辻や軒下、店の中に約３０００個もの愛らしい金魚ちょうちんを吊るし飾る。
　町に飾られた金魚ちょうちんは、祭りの前後１週間ほど軒を賑わし、江戸の趣を残す町並みを穏やかに灯し続ける。
　当日は巨大な金魚ちょうちんで造られたねぶたを引き回す金魚ねぶたや、白壁時代祭りなどが行われ、祭りの最後には花火が打ち上げられ、夏の夜を彩る。
　商都柳井の夏の終わりを告げる祭りとして、愛嬌のある金魚ちょうちん祭りは多くの観光客を楽しませている。