NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/13

遊子谷七鹿踊り Yusudani-nanashika-odori 

Jp


 古来より、鹿は神の使者として信仰の対象にされてきた。祭事としての鹿踊りは各地に見られるが、特に多いのは東北地方と宇和島地方である。それもそのはず、宇和島地方の鹿踊りは、初代宇和島藩主伊達秀宗(だてひでむね)によって仙台からもたらされたといわれている。
 奥伊予・城川町遊子谷(ゆすだに)に伝わる鹿踊りには、七頭の鹿が登場する。鹿の頭数は地域によって異なるが、主流は五頭、古式では八頭とされ、七頭は非常に珍しい。一説によると、遊子谷の七鹿踊りは土居村三嶋神社の八鹿踊りを習ったもので、一頭減らさないと教えないと言われ七鹿にしたという。また、いつのころからか猿が一頭加わった。毎年10月の天満神社秋祭りに、五穀豊穣と地域住民の平安無事を祈願して鹿踊りを奉納している。
 頭に角の生えた鹿面を乗せ、赤い前垂れの中の締太鼓(しめだいこ)を叩きながら、一時間以上も歌い踊る。愛媛県指定無形民族文化財。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
797-1792 愛媛県西予市城川町下相945
名前
西予市観光協会城川支部
電話
0894-82-1111




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter