NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/24

京和傘 Kyouwagasa 

Jp


 京都府で作られる和傘。
 その歴史は中国より仏教とともに伝えられたのが始まりといわれる。平安時代には身分の高い人物のみが持つ、日除け用として存在した。
 江戸時代に入ると一般の庶民にも出回るようになった。その後「分業制」が発達し大量生産が可能になり、浮世絵などにも和傘を持つ女性が登場するなど、大流行となった。
 製品は「孟宗竹」を使って骨組みを作る。そして「和紙」を貼っていく。「蛇の目傘」や茶会などの休憩場所などによく見られる「野点傘」などが有名である。京都の和傘業者は現在では2軒のみとなってしまったが、京和傘のもつ繊細で優美な美しさと独特な風合いは、愛好家のコレクションとして、また日本舞踊、演劇などの小道具、茶会、伝統行事になどに用いられ、今も親しまれている。

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京都府




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