NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/28


揖宿神社 Ibusuki-jinja Ibusuki Shrine

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 揖宿神社(いぶすきじんじゃ)は、鹿児島県指宿市東方にある神社である。祭神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)他八柱。
 社記によれば、慶雲三(706)年、天智天皇の由緒の地として葛城宮が創建されたという。
 貞観一六(874)年、現在の開聞岳の大噴火により遷宮し、枚聞神社を勧請して開聞新宮を名乗った。明治維新に際し揖宿神社と改称され、現在に至る。
 指宿郷の総氏神として地方開拓の祖神、航海安全、諸業繁栄の守護神として崇敬され続けてきた。
 現在の社殿は弘化四(1847)年、島津斉興(しまづなりおき)によって建てられたものである。
 境内には推定樹齢七〇〇年以上といわれる楠木の大樹八株があり、全体が「揖宿の社叢(しゃそう)」として県指定の天然記念物となっている。
 揖宿神社は、薩摩藩代々の藩主から篤く尊崇されてきた、古くから知られた神社である。
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2007/10/22


藤縄神楽 Fujinawa-kagura 

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 藤縄神楽(ふじなわかぐら)は愛媛県の柳沢地区において、江戸時代から演じられている九州日向神楽系統の神楽である。
 起源年については明らかではないが、弘化二(1845)年にはすでに奉納の記録が残っている。
 その昔、松山の道後温泉の湯が止まった時に、藤縄神楽の太鼓の名人、藤縄三島神社の神主が湯が出るようにと祈り神楽を奉納した。その際太鼓を「デンデン」と打つと湯が出ないというので「ドンドン、デルデル」と打ったところ、本当に湯が出るようになったという伝承話が残っている。
 その物語でも象徴しているように、神楽の中でも太鼓のリズムに様々なパターンや工夫が施されている。
 舞は歩みの幅が決められていて、その歩幅の六足四方の広さの中を舞う。
 盆神楽に似た「月日の舞」、鬼と四神が刀を交える「鬼四天」、長刀をもって荘厳に舞う「薙刀の舞」など表現が豊かな演目が多い。
 昭和五六(1981)年に市町村指定重要無形民俗文化財に指定されている。
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2007/9/6


韮神山三十三観音 Niragami-yama-sanjuu-san-kannon Niragamiyama 33 Kannon Stone Statues

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 韮神山三十三観音(にらがみやまさんじゅうさんかんのん)は、宮城県柴田郡村田町沼辺の町はずれにそびえ立つ、標高94mの韮神山山頂にある石仏群である。
 韮神山は、黄韮が自生していたのでこの名前がついたとされる山で、かつては文治の役の古戦場であり、現在は藤原実方の歌碑が建ち、松尾芭蕉が歌を詠んだ地としても知られている。
 展望台からは雄大な蔵王連峰や白石川の大パノラマが体感でき、その展望台付近に三十三観音は祀られている。
 三十三観音は、弘化三(1846)年、大河原等の複数の寄進者によって韮神山の頂に建立されたもので、西国三十三観音をこの地に移したとされ、当時の厚い信仰心が込められている。
 韮神山三十三観音は、素朴な崇敬の念が感じられる仏像群である。
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2007/8/21


成岩神社の祭礼 Narawa-jinja-no-sairei The Festival at Narawa Shrine

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 半田市の春の山車祭りは十の地区でそれぞれ行われる。成岩(ならわ)地区で行われる成岩神社の祭礼(ならわじんじゃのさいれい)も見逃せない祭りの一つだ。
 祭礼では、北村成車(なるしゃ)、南組南車(なんしゃ)、西組神車(かみぐるま)、東組旭車(あさひぐるま)の四台の曳き廻しが見られる。一番古い旭車は弘化三(1846)年に造られたものを上半田北組から譲り受けたものである。神社への打ち込みの前に、各区の神楽・山車が善六角に出合う勇ましい光景には圧倒される。
 境内で奉納される「大獅子・小獅子の舞」は江戸中期から伝わる伝統芸能。大らかな大獅子の舞の後はおかめ・ひょっとこ姿の道化役も登場するコミカルな小獅子の舞に変わる。こちらも一見の価値がある。
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2007/8/2


登米神社 Toyoma-jinja Toyoma Shrine

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 登米神社(とよまじんじゃ)は、宮城県登米市登米町寺池道場にある神社である。祭神は、応神天皇、田心姫命。
 康平五(1064)年、源頼義が賊徒征伐の時に戦勝を祈願した辺室山の地に、頼義の嫡子義家が、山城国の岩清水八幡宮から勧請分遷した八幡崎が創祠とされる。後に葛西氏が、八幡宮を七郡の総鎮守・葛西家累代の守護神とした。
 天正一八(1590)年、葛西家散亡の後に仙台藩の伊達相模守宗直が八幡宮を八幡崎から寺池道場山麓に遷座した。後に六代伊達村永が社殿を現在の山上に移築し、歴代領主の守護神として尊敬した。
 弘化三(1846)年、登米神社として改称・改創される。
 境内には明和七(1770)年に建てられた松尾芭蕉の句碑があり、毎年9月の祭日には山車・御輿・武者行列などが町内を練り歩き、一大絵巻が繰り広げられる。
 登米神社は、今でも篤く尊崇されている古刹である。
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2007/7/31


榊流永代神楽 Sakaki-ryuu-eidai-kagura Eidai Kagura in the Sakaki Style

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 榊流永代神楽(さかいりゅうえいだいかぐら)は、現在の宮城県仙台市宮城野区に鎮座する青麻神社(あおそじんじゃ)に伝わる榊流青麻神楽が、宮城県大亀地区に移入、派生した伝統芸能である。
 永代神楽として大亀地区に伝わったのは弘化五(1848)年といわれ、以後、現在まで毎年四月の第三日曜日に、大亀神社とも称される鹿島天足別神社(かしまあまたりわけじんじゃ)で、奉納されている。
 言葉や詞を用いないのが特徴の神楽で、そのすべてを動作で表現する京都流の優雅な舞としても知られており、衣冠装束に面をつけ、大太鼓と小太鼓、七孔の笛のみのシンプルな奏楽で、ヤマタノオロチ退治のほか、海幸彦と山幸彦の舞など、古事記を主とした神話を題材とした十四の舞が受け継がれている。
 他地区の人は踊ることは出来ない、という伝統を守り続け、二百年に渡る今もなお、大亀地区二三世帯だけに受け継がれる、まさに秘伝の舞である。
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2007/4/12


蘇羅比古神社 Sorahiko-jinjya Sorahiko Shrine

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 庄原市の鍬寄山にある神社。
 参道の両脇にある2本の大杉は、胸高直径5.5メートルと5.2メートルで、県の天然記念物に指定されている。 
 一郡一社の式内郷社で、祭神は彦火火出見命。
 境内には、元禄二年銘の大手水鉢や弘化五年銘の石灯籠、御影石の狛犬一対がある。石州焼の陶製の狛犬の姿は珍しくも天に向かっており、素朴な中に巧まさる芸術性が見られる。
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2007/3/27


帰一寺 Kiiti-ji 

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 帰一寺は静岡県賀茂郡に位置する臨済宗建長寺派の寺院。山号は満法山。伊豆八十八ヶ所霊場、第八十番札所。
 正安三(1301)年、元の渡来僧、一山一寧(いっさんいちねい)により開基。戦国時代に栄えたが、火災により元々の伽藍は殆ど焼失した。
 本堂は弘化五(1848)年に再建されたもので、名工、石田半兵衛の手によるもの。
 本尊は観世音菩薩。堂の本尊である弁才天は聖徳太子の手によるものと伝わる。
 境内の経蔵は八代将軍徳川吉宗の世に建てられたもので、中国風の六角形回転式。6700巻の一切経が所蔵されている。
 伊豆の名園と言われる本堂裏に広がる庭園は古刹にふさわしい優雅なもので、訪れるものを幽玄の世界に誘う。
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