NIPPON Kichi - 日本吉

2007/7/4

門昌庵 Monshou-an 

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 門昌庵(もんしょうあん)は、北海道八雲町にある寺社。江戸時代に松前藩のお家騒動の舞台となった地として有名である。
 その昔、延宝年間(1673~1681年)の松前藩主・矩廣の代のとき、松前家の菩提寺住職・柏厳和尚が悪臣たちの悪巧みにより、熊石に流されてしまった。柏厳和尚はそこで庵を結び、読経三昧の日々を送っていたという。しかし、悪臣たちの手は熊石まで届き、和尚は処刑されてしまった。その時、川が逆流するなど数々の奇怪な現象が起こり、祟りを恐れた藩は和尚の首を庵のそばに手厚く葬った。そしてこの庵を和尚の号を取って「門昌庵」と名づけ、以降松前藩は供養を続けたという。この事件を俗に「門昌庵事件」という。
 赤い色が鮮やかな門昌庵の山門は、およそ400年前に豊臣秀吉が松前藩5代藩主・義広に下賜された桃山別殿の裏門だったが、後に14代藩主・章広が庵に寄進したとされる。

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住所
043-0404 北海道二海郡八雲町熊石畳岩町
名前
門昌庵




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