NIPPON Kichi - 日本吉

2007/11/8

出雲石灯ろう Izumo-ishidourou 

Jp


 出雲石灯ろう(いずもいしどうろう)は、島根県松江市を中心に受け継がれている伝統工芸品である。
 この石灯ろうの起源は奈良時代にさかのぼると伝えられているが、本格的につくり始めたのは江戸時代になってからである。
 原料は、出雲地方の穴道町(しんじまち)の特産である「来待石(きまちいし)」と呼ばれる石で、手斧・つるはし・のみを使って加工される。来待石とは、火山灰が固まって出来た粗粒凝灰質砂岩(そりゅうぎょうかいしつさがん)といわれる原石である。良質の石材で加工しやすく、耐火性に優れていることから、建材用にも使用された。松江藩時代はその価値が認められ、一般の人々の採取が禁止され、「御止め石」として藩外への持ち出しも許されないほど重要視された。
 明治時代以後は造園をはじめ、室内装飾等に欠かすことのできない石の美術品として、全国各地に広く知られ、親しまれている。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
699-0404 島根県松江市穴道町東来待1644-1
名前
来待石灯ろう協同組合
電話
0852-66-0274




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter