NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/7


礼文岳 Rebun-dake Mt. Rebundake

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 北海道の西の北端の日本海に浮かぶ礼文島。礼文岳(れぶんだけ)は島のほぼ中央に位置する標高490mの小高い山である。北海道百名山の一つであり、利尻礼文サロベツ国立公園に含まれる。
 礼文島は、礼文岳を頂点にした丘陵と海岸段丘で構成された平坦な島で、緯度の関係から高山植物が平地でも生育しているため「花の浮島」とも呼ばれている。
 礼文岳へは、ダケカンバ林やトドマツ林に囲まれた登山道を使って、2時間ほどで登ることができ、多くの人々が訪れる。特に夏はゴゼンタチバナやイソツツジ、エゾスズランなど300種以上の花が咲き誇る絶好の季節であるが、風が冷たいので、服装には準備が必要である。
 山頂から広がる360度の眺めは素晴らしく、眼下の緑の丘陵の先にエメラルドの海が広がる様子は絶景。南東には利尻島の利尻富士が見え、天気の良い日は、更にその向こうの天売島を望むことができ、北方にはサハリンの先端を望むことができる。
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澄海岬 Sukai-misaki Cape Sukai

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 北海道の道北の日本海に浮かぶ利尻島と礼文島。その礼文島の西北部にある澄海岬(すかいみさき)は、島を代表する景観の一つである。
 観光バスで訪れることもできるが、礼文島最北端のスコトン岬からゴロタ岬、澄海岬へと歩いて巡る4時間のルートも用意されている。
 断崖絶壁、奇岩怪石の海岸線と入江や岬に群生するエゾカンゾウやエゾシシドウなどの高山植物の織り成す景観は、まさに日本海が造り出した秘境といえる。
 岬から見おろすと、海底の砂地がくっきりと見え、海底に触れられると思わせるほどの海水は、透明度の高い礼文島のなかでも代表格である。
 澄んだ海水は光の射す角度により、色が微妙に変化する。天気の良い日は、南国の海のように鮮やかなブルーを描き出し、刻々と変化する自然が与えてくれる贈物である。
 透明な海に心を鷲掴みされ、いつまでもいたくなる場所である。
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沼浦湿原 Numaura-shitsugen Numaura Wetland

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 北海道の北端、日本海側の宗谷岬の西に浮かぶ利尻島。その南岸にある沼浦湿原(ぬまうらしつげん)は、利尻富士町の指定天然記念物である。また環境省の日本の湿原500に選定され近くのオタドマリ沼や南浜湿原とともに、利尻島湿地群とも呼ばれている。
 イソツツジやツルコケモモなどの高山植物や湿生植物が野生のまま群生し、日本最北限の赤エゾツツジの原生林が生い茂っている。
 この湿原は、火山の爆裂火口跡にできた湿原と考えられており、沼浦湿原にあるオタトマリ沼に映る利尻富士の姿は、とても見事である。
 日本の湿原の80%は北海道に集中している。全国で湿原が減少を続ける中、ここは、野生のままの姿を残す貴重な湿原である。
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甘露泉水 Kanro-sensui Kanro Sensui

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 甘露泉水(かんろせんすい)は北海道北部に位置する利尻島の利尻山(標高1771メートル)の湧き水である。
 利尻山は利尻富士とも呼ばれ、日本名山百選にも選ばれた明峰である。
 甘露泉水は利尻富士の3合目付近、標高にすると290メートルあたりから湧き出している。四季を通じて水温は約5.5度と一定で、日本名水百選の一番北に属しており、名前のとおり甘い水である。
 利尻富士は風光明媚な山であり、トド松、エゾ松やイタヤ楓、ダケカンバなど自然の宝庫といえる場所であり、甘露泉水は山に降り注いだ雨や雪解け水が地下に浸透し、100年の年月をかけて湧き出したものである。
 利尻富士の標高はさほど高くないが重装備が必要なほど険しい環境に支配されている。しかし、登山者は多く、頂上からはサハリンまでを見渡せることが出来る、また、登山者にとって、登山の途中で甘露泉水を口にするのは大きな楽しみの一つである。
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2007/7/12


礼文島 Rebun-tou Rebun Island

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 礼文島(れぶんとう)は、北海道礼文郡礼文町にある国内最北の人が住む離島である。島の西半分は、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。
 島名は、アイヌ語で沖の島を意味する「レプンシリ」に由来する。
 隣の利尻島と異なって高い山もなく、起伏が少なく全体になだらかであり、荒々しく侵食された西部の海岸線を見おろしながら丘の上の道を散策するのも楽しい。
 レブンソウ、レブンアツモリソウ、レブンウスユキソウなどの固有の高山植物をはじめ約300種が生息している。
 花に囲まれた山頂の先にある断崖の岬・スカイ岬、礼文島の北端、地の涯の岬・スコトン岬、ゴマフアザラシやトドの群れが見られるトド島、日本最北の湖・久種湖、桃の形をした高さ250mの奇岩・桃岩など、見所がたくさんある。
 礼文島は、南北に細長い形状の、自然の宝庫といえる島である。
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利尻島 Rishiri-tou Rishiri Island

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 利尻島(りしりとう)は、北海道利尻郡利尻町にある円形の島である。島のほとんどが利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。
 島名は、アイヌ語で高い山の島という意味の「リイシリ」に由来する。その名の通り、島の中央に位置する利尻山から円錐状に一つの山のような形状になっている。
 この島の象徴である標高1721mの利尻山は、別名利尻富士とも呼ばれ、富士山のように円錐形の美しい山すそをしている。
 古くから、国内でも有数の魚田と豊富な資源に恵まれ、海とともに生きてきた漁業の町で、特にコンブは「利尻昆布」の名で全国的に知られている。
 高山植物の宝庫であり、この島にしかない固有種も多く見られる。
 利尻島は、山岳・高原・湖・湿原と自然の見どころいっぱいの、魅力ある観光の町である。
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利尻山(利尻富士) Rishiri-zan(Rishiri-fuji) Mt. Rishiri (Rishiri Fuji)

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 利尻山(りしりざん)は北海道稚内(わっかない)の西、日本海に浮かぶ利尻島の中央に聳える独立峰で、円錐形の美しい山容はその裾野を大きく広げ、ほぼ島全体を占めている。
 標高は1721mあり、その山容から利尻富士との別名も持ち、日本最北の富士として日本百名山にも選ばれた名峰として知られている。
 利尻町と利尻富士町の2町にまたがる広大な裾野は海にまで差し掛かり、「海抜0m」で始まるためにその登高差は日本一である。
 高山植物が豊富であることでも有名で、それらを目当てにシーズンには離島であるにもかかわらず多くの登山者が訪れる。
 また、登りやすい山としても知られており、初心者でも充分にその頂を踏破、山頂からの360度の大パノラマを心行くまで堪能することが出来る。
 利尻とはアイヌ語で「高い山のある島」という意味を持つ「リイ・シリ」が語源とされる。
 海上に浮かぶ利尻富士は、その名にたがわぬ雄大な山容を訪れるものに見せてくれる。
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寝熊の岩 Neguma-no-iwa Neguma (Sleeping Bear) Rock

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 寝熊の岩(ねぐまのいわ)は、北海道の利尻島、利尻郡利尻町仙法志御崎に存在する奇岩である。
 利尻島は、アイヌ語のリ・シリが転訛したもので、高い山のある島の意味である。標高1721mの利尻山は世界的にも貴重な高山植物の宝庫とされる。
 島の西岸は奇岩、怪岩が点在する変化に富んだ岬になっており、人の横顔に見えるという人面岩、横から見ると熊が寝ているように見える寝熊の岩、というように珍しい岩が連なる。
 ゴツゴツとした岩続きの海岸線は、利尻島創世期に噴出した溶岩が海水で冷やされてできたもので、島内周遊の休憩ポイントとなっており、場所によっては磯遊びなども可能な所もある。
 寝熊の岩は、すぐ横にある人面岩と共に、利尻島を代表する奇岩である。
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