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2007/10/4


黒森山 Kuromoriyama Mt. Kuromori

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 黒森山(くろもりやま)は、岩手県盛岡市と紫波町の境界にそびえる標高837mの山である。
 黒森山は岩手県で12も有る名前であるが、中でも一番有名なのが朝島山、鬼ヶ瀬山と並び「大ヶ生三山」のひとつで、南部藩の金鉱の里として屈指のにぎわいをみせていた盛岡の黒森山とされる。
 山頂からは北に岩手山と盛岡市街地、さらに姫神山が見え、東には区界高原の山々から早池峰連峰が見える。西には秋田駒ケ岳から和賀岳などの奥羽山脈の山々、その手前には東根山や南昌山、箱ヶ森などの山々が北上平野を見守ってくれており、間近には朝島山を眺めることができる。
 山頂にはアカマツがあり、周辺には林道を建設しながら伐開後に植えられたカラマツが育っている。
 黒森山は、今は人の訪れることの少ない、静かな山である。
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2007/8/1


色麻大滝 Shikama-ootaki The Shikama Otaki Waterfall

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 宮城・山形両県にまたがり、奥羽山系に属する県立自然公園船形連峰の中心に位置する舟形山(ふながたやま)。頂上部が船を伏せたような形をしていることからその名がついたといわれ、山形県では御所山との名称もあるその山の登山道沿いにあるのが色麻大滝(しかまおおたき)の大瀑布である。
 高さ41m、幅7mの迫力ある直瀑は断崖を豪快に流れ落ち、保野川にかかる。
 普段は、一度途中の岩肌にぶつかって落ちる二段の滝であり、静かで荘厳さに満ちた清冽な瀑容を見せるが、春先の雪解け時期になると水量が増して二段になることなく直接落ち込んでいき、その高さとも相まって豪快で迫力満点の直瀑へと変貌を遂げる。
 展望台や東屋、遊歩道も整備されており、遊歩道を下っていくと、その雄大な白い飛瀑を間近に眺めることができる。
 また、舟形山自体が紅葉の名所でもあるため、展望台から望めば、赤や黄色の彩りの中に浮かぶ白い絹糸のような大滝を眺望することができるだろう。
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禿岳 Kamuro-dake Mt. Kamurodake

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 禿岳(かむろだけ)は、奥羽山脈のほぼ中間にあり、栗駒国定公園の南端に位置する、別名「小鏑山」(こかぶらやま)ともいわれる秀峰である。
 標高は1262mで、宮城と山形両県の境を花崗岩の山稜が南北に走るその雄大な山容から東北百名山にも指定されている。
 鬼首(おにこうべ)カルデラ外輪山の最高峰であり、神室山がすぐ近くに聳え、その右手には鳥海山や栗駒山の大きな山塊が横たわる。
 そうしたことから、山頂からの眺めはまさに360度の大パノラマであり、登山の疲れをあっという間に吹き飛ばしてしまうほどの雄大な景色を望むことができる。
 もちろん、登山そのものにも魅力の多い山で、東面が岸壁状になっており、その急峻な山容から「リトル谷川岳」とも呼ばれ、登山者達の登頂意欲を高めている。
 登山と眺望。秀峰の名にふさわしい楽しみをこの山は同時に与えてくれる。
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2007/7/27


名取川 Natori-gawa 

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 名取川(なとりがわ)は、その水源を宮城、山形県境付近に聳える神室岳(かむろだけ)に発し、宮城県のほぼ中央を流れて、太平洋へと出る清流である。
 「なとり」という名称の由来については、アイヌ語で渓谷を表す「ナイトリベツ」に語源を有する説や、古来は下流部が入り江となっていたため、アイヌ語で静かな海を表す「ニットリトン」から来ているという説、湿地の意味のアイヌ語「ヌタトリ」から、丹取(にとり)と呼ばれるようになり、それが転訛した等、様々ある。
 河川上流には二口渓谷や磐司岩、秋保大滝など自然美あふれる景観を有し、流域には旧石器時代から縄文時代にかけての遺跡も多く、古来より人々の生活を支えてきた川でもある。
 また、仙台藩祖伊達政宗公は、伊達六二万石の城下町を築くにあたり、名取川下流域の水田開発を盛んに行い、今の仙台の隆盛の礎をもたらすこととなる。
 奥羽の大自然と、そこに集う人々が織り成してきた悠久の歴史をたゆたえ、今日も川は穏やかに流れている。
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広瀬川 Hirose-gawa The Hirose River

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 広瀬川(ひろせがわ)は、宮城県仙台市を流れる主流長46kmの河川で、1級河川名取川の最大の支流である。
 その水源を奥羽山脈の関山峠付近に発する流域面積約311平方kmの河川で、仙台市は、この広瀬川の広大な段丘地形の上に発展してきた町であり、仙台の母なる川と呼ばれている。
 仙台の中心市街地を形成している河岸段丘は、広瀬川の河道変遷により形成されたものであり、広瀬川の特徴である自然崖もこのような過程で形成された。
 多くの貴重な動植物の生息地にもなっており、清流にしか棲まないアユやカジカガエルが見られるほか、カワセミ、ヤマセミなど、百種類を超える野鳥も確認される。
 広瀬川は、仙台市街地を流れる都市河川でありながら、荒々しい自然と豊かな緑が調和する渓谷さながらの景観を残す川である。
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2007/7/19


全国花火競技大会(大曲の花火) Zenkoku-hanabi-kyougi-taikai(Oomagari-no-hanabi) The Omagari National Fireworks Competition

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 全国花火競技大会(ぜんこくはなびきょうぎたいかい)は、秋田県大仙市大曲にて行われる花火大会である。
 別名、大曲の花火(おおまがりのはなび)とも言い、日本三大花火大会の一つとされる。
 明治四三(1910)年、大曲にある諏訪神社祭典の余興花火として第一回奥羽六県煙火共進会が開催されたのが始まりとされる。
 大正四(1915)年、よりレベルの高いものを目指し、全国花火競技大会に名前と規模を変えた。
 雄物川河川敷が舞台で、名物の大会提供花火では、妖艶かつ壮大な音楽とともに約1500発の花火が咲き乱れる。
 激しくスパークする花火が夜空を包み込むクライマックスは、まさに圧巻といえる。
 全国花火競技大会は、内閣総理大臣賞など数々の賞が授与される、全国の一流プロ花火師たちの目標となっている大会である。
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2007/5/2


火伏せの虎舞 Hibuseno-toramai 

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 火伏せの虎舞(ひぶせのとらまい)は、宮城県加美郡加美町にて行われる祭である。昭和49年、宮城県無形文化財に指定された。
 旧中新田地区は、春先に奥羽山脈から吹き付ける強風のために、度々大火に見舞われていた。
 延元四(1339)年、「雲は竜に従い、風は虎に従う」の故事に倣い、防火祈願として火伏せの虎舞が始まったという。
 祭りは、午前7時の花火を合図に華やかに飾り付けた山車が町内に繰り出し、虎に扮した子供達が早朝から各戸を回って防火を祈願する。
 商店街では酒造店旧店舗の屋根で、数組の虎が舞を披露する。
 現在は高校生や消防団員による笛太鼓のお囃子にあわせ、町内の中学生によって、毎年4月29日に演じられている。
 火伏せの虎舞は、勇壮でにぎやかな、伝統の祭である。
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2007/4/18


八幡平 Hachiman-tai Haichimantai Plateau

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 奥羽山脈北部の山群。岩手県、秋田県にほぼ等面積で広がる楯状火山跡である。
 広い高原上に様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在している。最高地点の標高は1613メートル。。
 八幡平では冬になるとアオモリトドマツが氷結し、みごとな樹氷群を見ることができる。その様は樹氷モンスターとも呼ばれ、天候が良い日には、はてしなく広がる白銀のうねりを見ることができる。
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